オーストラリアで必要な英語力レベル
よく「どのくらいのレベルの英語ができたら英語圏で生活できる?」と聞かれるんだけど、確かに日本で生活しているとそもそも海外で必要な実際の英語力のレベルを体感できる機会ってなかなかなくて実感できないなーと。そこで、この記事では、リアルな英語について記事にしてみるね。”リアルなオージーイングリッシュ”ということで、まずは、私が好きなこのオーストラリアのガラス屋さんの動画観てみてね。
聞き取れた?もちろん、私は移住当時はぜんっぜん聞き取れず。エイ?アイ?もはや英語なのがギリわかるくらい。これはイギリス英語よりのオーストラリアの中でも田舎なまりのあるオージーイングリッシュだから、アメリカ英語を習ってきた聞き取りにくいのは当たり前。だからわからなくても笑い飛ばしてね!そもそも英語力って、語学力だけでなくてオーストラリアのスラングだったりコモンセンス(常識)だったりを知っていないと意味を理解できなかったりするよね。オーストラリアで生活するには英語力だけでは足りないんだけど、でも英語力がないと私みたいに苦労するのがリアリティっていう…。
目的別に必要な英語力の解説
良く聞かれるのが「どのくらいの英検とかTOEICスコアがあれば海外生活できるの?」という質問。英語力にはコミュニケーション力、常識、アクセントやスラングの理解なども絡んでくるからあくまで目安を調べてみたよ。とりあえず、何のために英語をやりたいかで必要なレベルが変わってくるよね。
日本での英検やTOEICスコアに当てはめると…?
オーストラリアで生活や仕事、留学するために必要な英語力の目安はこんな感じらしい。
- 日常生活: 英検2級、IELTS 5.0〜6.0、TOEIC 600〜700点
- 仕事: 英検準1級、IELTS 6.0〜7.0、TOEIC 700〜800点
- 留学: 英検準1級〜1級、IELTS 6.5〜7.0、TOEIC 850点以上
まさに移住当初の私が日常生活レベルの英語力で、英検2級やIELTS5.5程度。それだと日常生活がギリギリいけて、電話は相当厳しい感じ(今でも電話が苦手)。あと名前とかお会計の時の数字が全然聞き取れなかった。でも、トラブルに巻き込まれない範囲で日常生活をサバイブはできた印象。仕事となると相当職種が限定されてしまうけど。
英語ができなくてもジェスチャーでなんとかなる?
「いやでもジェスチャーで何とかなるでしょ!」と思ったアナタ、恐らくこの答えは旅行ならYes, 移住するならNoかもしれない。1週間程度の旅行で訪れるならジェスチャーとかスマホの翻訳を使えば生活できるし、極論を言うなら移住してもジェスチャーで生活できないことはないんだけど。ただ、日常生活を快適に過ごしたい場合、やはりある程度の英語力は必要。なんせここは英語圏。仕事する場合は更に英語力が必要になるし、私のように英語を避け続けると職業の選択肢が相当狭まるし(実際やむなく起業しているし)。
どうやって英語力をつけたらいいの?
Hello, How are you?にI’m fine, thank you!しか言えないところからの海外生活スタートだと流石に大変すぎるから、日本にいる間に語彙を増やすアプリだったり、オンラインでも破格で海外の人と英会話ができるサービスが今はあるから、そういうのも利用して準備してから移住するのがコスパ的にも良いと思う。
因みに私の場合、たまたま日本で出会った夫が外国人で母語が英語の人だったから、日本にいても英語に触れる機会があって、オーストラリアでもどうにかなると思い込んでいたんだけど、甘かった…。移住して最初の方は別れ際の「Hove a good day!」すら聞き取れず、3回も聞き直して嫌な顔をされたり(笑)オージーイングリッシュもちゃんと事前予習しておけばよかったなと後悔先に立たず。
渡豪までに英語の準備をしたい
もしあなたが、渡豪してから(私みたいに)英語力で苦労したくない…。最初から充実したオーストラリア生活を送りたい!という場合にどうやって英語を勉強したら良いのかを今まで沢山の永住者やワーキングホリデーメーカーを見てきた中でみてきたおすすめの勉強法を挙げておくね。
海外に行かなくてもできる英語の勉強
ある程度英語の基礎ができていてテストでは点が取れるという場合、英語を聞いて話すという場数をこなして実際の現地での英会話に備えることができるオンライン英会話がお勧め。日本で人気の英会話サービスを挙げてみるね。
1.自然な形で英会話カフェ
英会話カフェLanCul(ランカル):通い放題・予約不要。オンライン参加も可能。
無料体験実施中!話題の英会話カフェLanCul2.とにかく英会話の場数をこなすオンライン英会話
DMM英会話:24時間365日レッスン可能で、さまざまな国籍の講師と学べる人気サービス。公式サイト
ネイティブキャンプ:レッスン受け放題プランがあり、予約不要で「今すぐレッスン」も受講可能。公式サイト
レアジョブ英会話:日常会話からビジネス英会話まで幅広く対応。初心者向けのプランも充実。公式サイト
3.シャイな人にはAI英会話アプリでシュミレーション
スピーキングが大事とは言え、自分の英語力や発音に自信がないと発言を控えがち…。そんなタイプにはAIとの英会話アプリ。手軽な値段で発音矯正、日常会話、文法なども磨けるらしく、近年人気が高まっていて特にElsa Speakは周りでも使っている人がチラホラ。
Elsa Speak:発音矯正に特化したAIアプリ。AIがあなたの発音を解析し、改善点をフィードバックしてくれます。特にリスニングやスピーキングを重点的に強化したい人向け。公式サイト
スピークバディ (SpeakBuddy):AIとリアルタイムで英会話ができ、ビジネス英語や日常英会話のトレーニングが可能。日本語のフィードバックやアドバイスが得られるため、初心者にも適しています。公式サイト
TerraTalk:AIと会話しながら英語力を磨けるアプリ。スピーキングだけでなく、文法やリスニングも練習可能で、TOEIC対策なども対応。公式サイト
4.英語力が低くて会話にならない場合の基礎英語アプリ
そもそもの英語力が低く単語や文法があやふやな場合は英会話のレベルが上がりにくく、参考書やアプリなどでまずは基礎的な英語力を身につけるのが近道。スキマ時間でできる英語アプリは忙しい人にも相性良さそうだから2つほど挙げておくね。
Duolingo:ゲーム感覚で英語の単語や文法を学べるアプリ。短いレッスン形式で進められ、初心者でも無理なく継続できる。また、日本語でのサポートも充実。公式サイト
えいぽんたん (Eipontan):英単語や文法をクイズ形式で学べるアプリ。楽しいキャラクターやゲーム要素を取り入れたデザインで、単調になりがちな学習も楽しく続けられる。公式サイト
I’m fine, thank you!は日本人しか使わない?
オーストラリア生活10年で「I’m fine, thank you!」「So so.」を使っているのは日本人だけだという印象。じゃあ何ていうのか3パターンを。
・I’m good/great, thanks! How about you? (これは私のデフォルト返信(笑))
・Not bad, thanks! And yourself? (こなれた感ある表現。特に男性が使う事が多い印象)
・I’m doing well! How are things with you?
基本的に、挨拶は声掛けしたいだけでほとんど相手の返事を真剣に聞いていないから、自分なりのデフォルト返信を持っておき適当にポジティブな返事を返しておけばOK。
ちなみに「Hello, How are you?」のバリエーションはこんな感じ。
・How’s it going? (調子はどう?)
・G’day (mate)! (こんにちは!)
・What’s up? (カジュアルな挨拶で若者が使う)
ちなみに私は誰にでも「Hi, How are you?」がデフォルト。オーストラリアで「Hello」は比較的かしこまった印象になりがちなので私はあまり使わないよ。代わりに「Hi」を。自分なりのデフォルトフレーズを持っておくと楽だから、あなたもお気に入りのフレーズを探してみてね♪
最後まで読んでいただきありがとう。ぜひまたオーストラリアガイドを覗きにきてね。Yuri