コーヒー中毒とお家コーヒー
コーヒーを極めると自分で淹れることになる?
オーストラリアでは、1杯のコーヒーで朝が始まる
コーヒー文化が根付いたオーストラリア。朝起きたら、まず一杯のコーヒーから。(冗談抜きで、ホントに中毒化するよ。)コーヒー通のオージー(オーストラリア人)は外ではお気に入りのカフェでコーヒーを楽しみ、家でも本格コーヒーを淹れている割合も高め。コーヒー豆グラインダーを職場に持ってきて淹れるこだわり派も。コーヒー豆挽いてから丁寧に淹れるまでの15分くらい自主休憩時間になるのも嬉しいよね?タバコ1箱40ドル以上のオーストラリアは喫煙率がとっても低く、代わりにコーヒー中毒者が多いのかもと勝手に考察しているくらい。
我が家も日本にいるときはコーヒーを飲まない夫婦だったのにメルボルンに移住した途端にコーヒーなしでは生きていけなくなったくち。そして、過去9年ほど家庭用のエスプレッソマシーン/バリスタマシーンを使っているよ。お馴染みネスプレッソのカプセルを入れるタイプの初心者向けエスプレッソマシーンから始まり、3代全て別のメーカーのエスプレッソマシーンを使ってみて、今は家庭用としてはけっこう本格的なバリスタマシーンを使っているよ。
家庭用コーヒーマシーンって実際どうなの?と思っている人に参考になればと一応その歴史?を書いておくね。因みに家庭用バリスタマシーンに私が求めるものは、好きな豆をその場で挽いて、好きなミルクの量と泡加減で淹れられること。自分にはラテを、4歳の娘にはベビチーノ(泡立てたミルクの上にチョコパウダーをかけたもの)、夫はロングブラック(ブラックコーヒー)が定番。そして最初に言っておくと、良いバリスタマシーンを買ってしまう欠点は、カフェでコーヒーを飲む回数が減ること。実際、コーヒーの味が好みじゃないカフェに行くと、このコーヒーに6ドル(600円位)とか払いたくないなって思ってチャイラテとかコーヒー以外を頼むようになってしまって。
我が家のエスプレッソマシーンの歴史。
初代はおなじみネスプレッソのDe’Longhi/デロンギエスプレッソマシーン(イタリア)。ラテが淹れられるミルクの泡だても可能なタイプ。ネスプレッソシリーズの100種類くらいのカプセル豆を試してみて、ラテを飲む私はバランスの良い「コロンビア」がお気に入りだったよ。ただ、コーヒーの量が少ないのとミルクのフォームがイマイチで、2代目は挽いた豆から淹れる手軽なSunbeam/サンビームの手軽なエスプレッソマシーンに乗り換え(オーストラリア)。コスパ最強。2代目を2年使った後に、やっぱりコーヒーは挽きたての豆から淹れてみたいなというのと、もっと繊細な泡で作ったラテを自宅で飲みたいと思い、3代目のBreville ブレビル BES870XL バリスタ エスプレッソマシン(オーストラリア)に乗り換えた経緯があります。
初代:ネスプレッソDe’Longhi/デロンギエスプレッソマシーン。
まずは手軽さNo.1、我が家の初代ネスプレッソマシーン。家庭用エスプレッソマシーン初心者の定番。何と持ちが良く5年くらい使えました。
Good:
・カプセルをセットしたらすぐに淹れられとにかく手軽
・ネスプレッソの種類豊富なカプセルから豆の種類が選べる
・ミルクがオートで泡立てられるため(泡のきめ細かさも選べる)ラテも楽しめる
・ミルクは容器のまま冷蔵庫に数日保管が可能で都度ミルクを入れる必要がない
Not so good:
・カプセルサイズが小さくコーヒー豆の量が少ないため淹れられるエスプレッソの量が少ない
・ミルクのフォームがイマイチきめ細かくない
・ミルクスチーマーの洗浄パーツが多い
・600-1000ドル(6万円から10万円)程度と機能の割に高い気がしていたけれど…。日本で買うともっと高くて18万円くらいする!!!
日本だとわざわざ海外から輸入するよりも、ネスプレッソ公式から買えるマシーンの方が4万円以下で買えて断然お値打ちそう。カプセルで入れるエスプレッソマシーンが18万円って…(涙)
2代目:Sunbeam/サンビームの手軽なエスプレッソマシーン
オーストラリア産まれのキッチン家電メーカー。挽いた豆を淹れられるタイプで、家庭用バリスタマシーンの中でも初心者向けで使いやすい機種。
Good:
・何と言っても200-300ドル(2-3万円)で買えてしまうコスパの良さが魅力
・ミルクがオートで泡立てられるため(泡のきめ細かさも選べる)ラテも楽しめる
・ミルクは容器のまま冷蔵庫に数日保管が可能で都度ミルクを入れる必要がない
・好きな挽いたコーヒー豆で淹れられ、豆の量を調整できる
Not so Good:
・ミルクのフォームがイマイチきめ細かくない
・ミルクスチーマーの洗浄パーツが多い
・欲を言えば挽きたてのコーヒー豆でエスプレッソを淹れたくなる
・残念ながら日本未発売のオーストラリアメーカー
3代目(現在使用):Breville/ブラビル BES870
家庭用本格エスプレッソマシーンとしてオーストラリア国内で最も人気の機種のひとつ。
Brevilleはカフェ文化盛んなオーストラリア・シドニー発祥のキッチン家電ブランド。特にこの機種は豆から自宅で挽きたいコーヒー好きの間で家庭用エスプレッソマシーンとしてオーストラリアでも人気のものです。近年本格バリスタマシーンのシェアを伸ばしています。
約$1000がAmazonAUで$700を切った値段で販売されています↓
因みに同じバリスタマシーンが日本でも楽天市場で手に入れられるそうです↓
Good:
・家で挽きたてのコーヒー豆で淹れたエスプレッソがいつでも飲める
・豆の挽き方もミルクの泡立ても全て自分好みにカスタマイズできる
・マシーン本体は高いけれど、大幅なカフェ代の節約になる(かも)
Not so Good:
・けっこう良いお値段。オーストラリアで1500ドルくらい、日本で25万円くらい。
・本格マシーンでパーツが多いため、クリーニングが若干複雑、1-,3ヶ月に一度のディープクリーニングが必要(慣れればいける程度)
・クリーニング用のコストが1-3ヶ月で10-20ドル程度
因みに、オーストラリアの家庭用バリスタマシーンは、オーストラリア国産メーカーBreville/ブレビル派とイタリアメーカーDe’Longhi/デロンギ派に二分されるよ。デロンギは言わずとしれたエスプレッソの本場イタリア製で人気。国産メーカー品を買いたい派のオージーにはブレビルが人気。何よりもイタリアのエスプレッソよりもオーストラリアっぽいコーヒーが作れる気がしていますが、気のせいかしら?(笑)
3メーカーのエスプレッソマシーンを使ってみた感想。
今まで3代、3つの海外メーカーエスプレッソマシーンを使ってみて、ここ1年使っている家庭用の本格エスプレッソマシーンBreville ブレビル BES870XL バリスタ エスプレッソマシン が優秀すぎてもうカフェのコーヒーにすら戻れない〜>< なんせ自分の理想のコーヒーを自宅で朝イチで淹れられるなんて最高すぎる。
深煎り酸味の弱いコーヒー豆を1杯ごとにその場で挽いてエスプレッソを抽出したときの薫り…(うっとり)。ミルクもきめ細かく熱めに泡立て、ふんわりラテに。わざと荒く泡立てたミルクで4歳の娘にはベビチーノ(泡立てたミルクの上にチョコパウダーをかけたもの)をつくったり。
このバリスタマシーンは メンテナンスもそこまでいらず、家庭用としては十分すぎるクオリティです。家のバリスタマシーンで好きな豆で挽きたてのコーヒー&好きなスチーム具合のミルクで淹れる方が断然好みの味にできるので、カフェいらずです(ある意味さみしいけど)。
あ、この3代目のブレビルのメンテナンスについても一応触れておきます。一日コーヒー2,3杯入れる場合で、1.5-2ヶ月に1回程度のクリーニング(タブレットや液体洗浄剤を入れてクリーニング)をする感じです。水のフィルターは1年半使ってまだ換えたことはないです。あとはスチームでミルク作るなら毎回ノズルを軽く洗います。バリスタでもなんでもない素人の私が慣れるまでに1ヶ月くらいかかったけど、今ではバリスタみたいに?ササッとコーヒーを淹れれるようになりました。 思えば、この10年で一番生活を豊かにしてくれた愛用品、自分へのご褒美に買ってみて良かったです。Breville ブレビル BES870XL バリスタ エスプレッソマシン
コーヒー好きはマイカップを持ち歩く
皆さんはどんなカップでコーヒーを飲まれていますか?オーストラリアでは使い捨てカップを減らす環境配慮から、マイコーヒーカップ持参する人が多くて、私も真似して、マイカップを持ち歩いています。私が持っているのは、オーストラリア産まれのKeep Cupのガラス製カップ。メルボルンのコーヒーツアーに8年前に参加してもらったお気に入りです。ツアー自体はもうないんですけどCuppa Academiaという日本人バリスタが案内してくれるメルボルン・シティコーヒーツアーでした。好きすぎて、外出時だけでなくて家でも使っていますが未だに元気にまだ現役です(笑)。Keep Cupはなんといってもマイカップをフルカスタマイズできるのが魅力。カップの素材やサイズはもちろん、フォルダーの色、フタの色、呑み口の色がぜーーーんぶカスタマイズできるんです!コーヒー好きへのギフトというと一番先に思い浮かべます。
そもそもコーヒー豆はどんなものがお好みですか?ミルクは牛乳?投入?アーモンド?オーツ??砂糖は淹れる派? …コーヒーに関する話題で何個も記事がかけそうな気がしてきました。コーヒー好きにおすすめのカフェなんかも紹介したいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひまたオーストラリアガイドを覗きにきてくださいね。Yuri