オーストラリア永住ガイド

国際結婚って大変?体験談

yuri
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国際結婚、実際どうなの?と良く聞かれるので、我が家の事例をご紹介します。あくまでも我が家の話ですよ。

結局のところ、結婚相手によりけり?

一度しか結婚したことがないので大層なことはわかりませんが、ビザの問題を除けば、国際結婚でも同じ国同士のカップルの結婚でも、他人と他人の結婚なので、基本的に同じなのではないかと思っています。国際結婚で一番最初に出てくる滞在するためのビザの問題は滞在国によって違うので、そこは調べてもらえればと思います。

喧嘩しても「文化の違い」で乗り越えられる?

一つだけ国際結婚のメリットとしてあげるとするなら「文化の違いがあるから仕方ないね!」で意外と深く考えずに流せるところです。逆に言い換えるとデメリットとして「文化の違いに耐えられず離婚」パターンも(笑)我が家は毎年「離婚だ!」を乗り越えごまかし?結婚11年ですが、相手の文化の違いというよりお互いの価値観で喧嘩になるので、あまり文化は関係ないなーと思います。

とはいえ、文化の違いが価値観や人生観に大きく影響することがあります。例えば、皆さん人生は何年あるって思いますか?私は日本人なので、日本の平均寿命から人生85年くらいで、40歳は第二の人生の始まりくらいと捉えています。でも、インド生まれの夫はインドの平均寿命から人生60-65年くらいと考えているため、40は人生の終盤でそろそろリタイアする年齢だと考えています。なので、私がまだ長い人生で色々できるから〜とのんびりしていると、今すぐやろうよ!ってなります(笑)出身国によって、もともと持っている(と思っている)人生の長さが違うっていうのは興味深いです。

経済状況の違いによる価値観のズレ

幼い時にお金が無かった彼は(本当に食べるものがなかったそうです)、お金への執着と心配が比較的強いです。娘に同じ苦労をさせたくないから、資産を沢山残して働かずに好きなことして生きていけるくらいにしてあげたいからと不動産投資や資産運用を積極的に行っています。教育にもお金をかけて何でもやらせてあげたいと学費の高い小学校から高校までのエスカレーター式市立学校への入学金を娘が2歳の時に既に支払っています。逆に幼い頃から父の仕事で海外生活をしたり旅行に連れて行ってもらっていた私はお金への危機感が弱く、なんとかなるさーで、住めにはお金のかからない近所の公立学校に行かせればいいんじゃない?という具合…。肝心の本人は仲良しのお友達の行く近所のクリスチャン学校への入学を希望しているため、クリスチャンでもないけれど恐らくそこに入学することになるかなと(笑)というわけで、夫も私も娘も、文化と多分関係なく育った環境でできた価値観や考え方の違いなので、それぞれの意思を尊重してお互いの妥協点を探れれば良いかなと思います。

ビザ&永住権の問題

「どうやって永住権取ったの?」とよく聞かれるので、私達夫婦の場合のビジネススポンサービザからの永住権取得の流れを一応書いておきます。(2014年移住のケースで、今はもっとビジネススポンサービザ取得が厳しい可能性が高く、参考になるかわかりませんが…。)

夫はインド出身インド国籍保持者で、東京で出会った当初は日本でITコンサルタントとしてハイスキルの外国人向け就労ビザで働いていました。

英語圏での子育てを視野に入れ、オーストラリアに移住を考えた時に、夫が働いていた会社がたまたまメルボルンにオフィスがあり、会社から就労ビザをスポンサーしてもらいました(配偶者や子供も一緒にビザを取得できます)。会社の弁護士のサポートで2,3ヶ月でビザ取得できました。その5年後に同じく会社からオーストラリアの永住権をスポンサーしてもらい、申請から5ヶ月で永住権が取れました。本来は2年後に永住権申請ができる予定だったのですが、夫の前に永住権を申請していたイギリス人同僚がなかなか審査に通らずに彼のビザが下りて夫の番が来るのを待っていました。それでも、おそらく永住権を目指す人達の中では比較的スムーズに移住ができたパターンです。会社が移民弁護をつけてくれたのもありますし、何より夫のIT系スキルが高くてそれがオーストラリに不足していた職業だったのが大きいです。夫と出会った時点でオーストラリアに移住することは全く考えていませんでしたが、たまたま偶然が重なり(特に私自身は相当ラッキーなことに)移住できたケースだと思います。

夫は更にその2年後にオーストラリア国籍(市民権)を取得し、インド人からオーストラリア人に変わりました。(インドのパスポートはとても弱いので。)インドも日本同様に二重国籍制度がないためインド国籍は失いましたが、OCIというパスポートに準ずる権利を保持しています。OCIという制度は、夫のように海外に出てしまった元インド国籍保持者とその家族が、外国籍を保持しながらもインド国内に資産や不動産を持てて出入国や就労もできる権利が保証されていて、選挙権と公務員になれない等の規制を除きインド人同様の権利が与えられるものです。要は、海外在住のお金を持った元インド人にインド国内で外貨(お金)を落としてもらおうというとても賢いシステムです。日本にもこういう仕組みがあれば、海外に出た日本の人材や資産を長期的に日本国内のためにも活用できるのではないかと思うのですが、皆さんはどう思われますでしょうか?

というわけで、私達夫婦の場合は夫が結婚時と今と国籍が変わった比較的珍しいケースです。

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余談ですが…。

日本人同士の結婚だったうちの両親は、結婚当初、マヨネーズを冷蔵庫に保管する時に、蓋を上向きに入れるか下向きに入れるかで喧嘩になったそうです…。喧嘩の原因って本当にそれぞれですね(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひまたオーストラリアガイドを覗きにきてくださいね。Yuri

ABOUT ME
Yuri
Yuri
メルボルンガイド
在豪10年、オーストラリアの情報通。「今やりたいことをやる」をモットーにビクトリア州の山に暮らすアラフォーママ。Webマーケティングコンサル・ゲストハウス運営・情報サイト運営・不動産投資など、ライフステージに合わせた生き方を模索中。2016年からGoogle認定ローカルガイドとして活動。地元民目線のお勧め観光スポットやお店情報も発信していきます。
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