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日本のお金・保険・住民票どうする?

yuri
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日本にあるお金、保険、住民票(とそれに付随する健康保険加入)をどうするか?というのは海外移住組には必ずつきまとう悩みだと思います。1年程度の短期滞在の場合はそこまで影響も大きくないかもしれませんが、海外生活が長くなるといつか不便を感じるものです。参考までに私の経験と、ウェブ上で探せる最近の情報を書き残しておきますね。

お金の保管と移動

これは海外移住の場合、短期であれ長期であれ非常に大事なもので、日本出国前に必ずと言っていいほど準備が必要な項目です。

私の場合ですが、お金は日本とオーストラリアどちらにも置いています。今でもメインの貯金は日本にあります。最初の頃は一時帰国のたびに現金で(100万円以下なら持ち込める)オーストラリアに持ち込み、レートの良い時に両替所でにお金を移すマニュアルなやり方をしていました(笑)

ただ、現金移動は手間がかかるし紛失のリスクもあるため、移住8年目にしてWise(元トランスファーワイズ)という国際送金のサービスを使い始めました。

為替や自分の状況を見ながら日本とオーストラリア間の国際送金で日本の銀行とオーストラリアの銀行のお金を遠隔で移動しています。フィジカルなお金の移動をしなくてすむし手数料も安いので重宝しています。この国際送金サービスの利用は、あくまでも日本とオーストラリアどちらにも住所を証明できる写真つきのID(身分証明書)や銀行口座がある場合に限りますが、もし該当する場合は便利なサービスなので検討してみるのがお勧めです。因みにWiseを2国間で相互利用するためには日本の銀行口座とオーストラリアの現地口座が必要になります。そのため、まずは日本出国前に日本の銀行口座情報を登録してWiseのアカウントを開けておき、オーストラリア移住後に現地銀行口座を開いて口座情報をWiseに登録することでスムーズに銀行間の移動ができるようになります。日本の口座開設はマイナンバーの登録も必要になります。私はWise登録当時に日本のマイナンバーがなく、Wiseから日本からオーストラリアの送金ができ不便でした。

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日本の健康保険

住民票を抜く場合:

  • 日本の住民票を抜く(転出届を提出する)と、日本国内での住所がなくなるため、国民健康保険からも自動的に脱退することになります。この場合、移住先の国で医療保険に加入する必要があります。
  • 長期的に海外移住する場合や、移住先で医療保険に加入できる場合は、住民票を抜いて国民健康保険を脱退するのが一般的です。

住民票を残す場合:

  • 住民票を日本に残しておくと、国民健康保険にも引き続き加入することができますが、保険料の支払いが必要です。ただし、海外での医療費は基本的にカバーされないため、現地で別途医療保険に加入する必要があります。
  • 短期の海外滞在や、頻繁に日本に帰国する予定がある場合は、住民票を残しておく選択肢も考えられます。

日本の住民票を抜くか抜かないか

これは、個人の自由です。数ヶ月の短期滞在の場合住民票を抜く必要もほぼないですし、10年海外在住でも住民票を抜いていない人もいます。因みに住民票は引っ越しの2週間前から移動/抜けます。

住民票を抜く(転出届を提出):

  • 長期間、海外に滞在する場合は、住民票を抜くことが一般的です。これにより、住民税や国民健康保険料、年金保険料の支払い義務もなくなります。転出届は、出国する前に市区町村役場に提出します。
  • 転出届を提出すると、日本国内での公的なサービスを受ける際に不便が生じる場合があります。帰国時には、再び住民票を入れる(転入届を提出する)必要があります。

住民票を残す:

  • 短期間の滞在や、将来的にすぐ帰国する予定がある場合は、住民票を残しておくことも考えられます。ただし、この場合は日本国内での税金や保険料の支払いが必要です。

一時帰国時に住民票を戻す?:

一時帰国で住民票を戻すことは可能です、が…。基本的に住民票登録ができるのは1年以上その地域に住む場合とされているため、区役所市役所によっては短期での住民票を戻したり何度も出し入れする場合に断られることがあるようです。我が家はマイナンバー制度が始まる前に移住してきているので、海外送金のためにマイナンバーを取得する必要があり、過去10年で1度だけ住民票を戻したことがあります。基本的にはオーストラリア住民なので日本で医療を受けるときには10割負担で受けています。前回眼科検診に行ったら親子で2万円位でした。やっぱり保険ってありがたいものですね〜。

海外旅行保険・クレジットカード付帯保険

海外旅行保険を選ぶ際は、旅行先の医療事情や自分の旅行スタイルに合わせて、補償内容が充実している保険を選ぶことが重要です。複数の保険会社のプランを比較し、信頼性のある会社を選んで安心の旅行を楽しんでください。クレジットカードには、海外旅行保険が自動的に付帯しているものがあります。ただし、補償額が十分でないことが多いため、別途保険に加入するか、クレジットカードの保険内容を確認して補償の不足分を補うようにしましょう。

海外旅行保険を選ぶ際のポイント

補償内容の充実度:

  • 医療費補償: 海外でのケガや病気の治療費が高額になることが多いため、医療費補償が充実している保険を選びましょう。緊急医療搬送や医療通訳のサービスが含まれていると、さらに安心です。
  • 緊急援助サービス: 24時間対応の緊急援助サービスがあると、現地でトラブルが発生した際に迅速に対応してもらえます。
  • 携行品損害補償: 旅行中のカメラやスマートフォン、荷物の盗難や破損に備えて、携行品損害補償があると便利です。
  • 旅行キャンセル補償: 病気や事故などで旅行をキャンセルしなければならない場合の費用をカバーする補償も検討すべきです。

保険料の比較:

  • 自分の旅行の長さや目的、行き先に応じて、複数の保険会社のプランを比較検討しましょう。保険料は保険会社やプランによって大きく異なるため、価格だけでなく、補償内容とのバランスも考慮します。

保険会社の信頼性:

  • サポート体制がしっかりしている保険会社を選ぶことが重要です。口コミや評判を参考にして、実際に利用者が満足している保険会社を選ぶと良いでしょう。

保険会社とプラン

一般的に評判が良く、補償内容が充実している日本の海外旅行保険の一部です。

  • 損保ジャパン「海外旅行保険(オフライン&オンライン)」
    • 医療費補償が充実しており、24時間対応の緊急援助サービスも利用可能です。短期から長期まで様々なプランが用意されています。
  • 東京海上日動「海外旅行保険」
    • 医療費補償、携行品損害、旅行キャンセル補償など、幅広い補償が含まれており、カスタマイズ可能なプランも提供されています。オンラインで簡単に申し込みができます。
  • AIG損保「海外旅行保険」
    • AIGは世界的に有名な保険会社で、海外旅行保険でも信頼性があります。医療費補償や緊急援助サービスが充実しており、ビジネス旅行者向けの特別プランもあります。
  • エイチ・エス損害保険「たびとも」
    • 比較的安価でありながら、基本的な補償がしっかりしているため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。特に若年層向けのプランが充実しています。
  • ジェイアイ傷害火災保険「たびほ」
    • オンラインで簡単に加入でき、補償内容を自分で選べるのが特徴です。特に長期滞在者や留学用のプランが充実しています。

まとめ

正直、バタバタしている移住前に全てを網羅するのは大変ですが、特に日本のお金・保険・住民票については事前の準備が必要です。オーストラリアに来てから「オーストラリアの銀行にお金が移せない!どうしようお金がない!」「保険未加入でワーキングホリデーに来て急遽入院して150万円位支払った」などの話しを耳にします。楽しいオーストラリア生活の滑り出しになるように、ぜひ余裕を持って用意きるようにしておきましょう♪

余談ですが、2014年にオーストラリアへ移住する際に、羽田空港までのタクシーが自宅に来てもまだ引っ越しのゴミ捨てをしていました。「焦らなくて大丈夫ですよ」とゴミ捨ての間待っていてくださったタクシー運転手さんには感謝しかありません。オーストラリアなら確実に置いていかれていましたね。日本のサービスの高さ、オーストラリアに来たら身にしみること間違いなしですよ。宅急便の時間指定どころか日付指定もないし、クール宅急便も再配達のサービスもないですから…。ぜひ日本にいるうちに、日本の素晴らしいサービスをエンジョイしてきてください♪

ABOUT ME
Yuri
Yuri
メルボルンガイド
在豪10年、オーストラリアの情報通。「今やりたいことをやる」をモットーにビクトリア州の山に暮らすアラフォーママ。Webマーケティングコンサル・ゲストハウス運営・情報サイト運営・不動産投資など、ライフステージに合わせた生き方を模索中。2016年からGoogle認定ローカルガイドとして活動。地元民目線のお勧め観光スポットやお店情報も発信していきます。
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