オーストラリア永住ガイド

オーストラリアのサービスって正直どう?

yuri
記事内に商品PRを含みます

「オーストラリアのサービスってどうなの?」と日本に住んでいる友人やオーストラリア移住後間もない人に聞かれることがあります。答えは「不便を楽しむくらいの心構えでいれば問題なし」です。そのため「時間通り・予定通り・便利・ベスト」を諦めることがオーストラリアで暮らしてストレスを貯めないコツと言えるかと。逆にこれらを求めてしまう人にはとても住みにくく感じる国です。実際に私の身に起こった下記のシュチュエーション。笑って「仕方ない、ここはオーストラリア」と言えるかどうか。(私はなかなか言えなくて、最初の数年、サービスにいちいち怒って余計なストレスを抱えていました)

宅急便の時間指定・日付指定・再配達がない

これは便利な日本の宅急便システムに慣れていると衝撃的なのが、オーストラリアの宅急便には時間指定どころか日付指定もないし、再配達もないこと。引っ越し当初にオンラインで買ったベットや家具家電のデリバリーを来る日も来る日も待ちぼうけました。しかも、アパート・マンションの共有玄関にデリバリーで各家庭の部屋まで持ってきてくれない。マンションエントランスホールに50キロのベットフレームとかテレビなど大物を放置されて唖然と立っていたらマンションの住民が助けてくれたり。しかも再配達がないために、不在で受け取れなかったらポストオフィスやデポに取りに行きます。因みに最近は配達日にSMS(スマホへのショートメール)で今日配達されるという事前通知が来たりするようになりました。とにかく日本の宅急便サービスが感動的に素晴らしいレベルだというのが身に染みています。今でも一時帰国の度に翌日に届く荷物に感動しています。しかも再配達してくれるし!

バスや電車が時間通りに来ない

これは、もう書いた通りです。オーストラリアの公共交通機関で働く友人が「時刻表はあくまで目安だから」と言っていたので、目安だと思うことにしていますが、メルボルンに限って言えば電車はだいたい時間に正確、バスやトラムは道路を一般車両と共有するため遅れがちです。基本は遅れるんですがなぜかたまに早く来るのがとてもトリッキー。

お店が毎日開いていない、早く閉まる

お店が毎日休まず開いているって世界基準では普通じゃなかったんですねぇ。オーストラリアの場合、特に土日は家族との時間を確保するため&従業員のお給料がペナルティレート(時給1.5-2倍割増)となるため開いていないお店も多いです。教会に行く習慣がある日曜日は特に休みが多いです。土日開いていても2-4時間だけだったり。とは言え、良くも悪くもアジア化が進むメルボルンやシドニーなど主要都市では週末でも開いているお店が多くなりましたね。逆にホスピタリティで週末営業のところは、逆に月・火・水曜日休みのところもあります。お店が開いているということはその時間家族や友人とプライベートな時間を過ごせないスタッフがいるとも考えられるので、「お店が開いていないなんてありえない」と思うより「みんな家族と楽しく過ごしているんだな〜」と思うことにしました。

商品の選択肢が少なく質もイマイチ?

国内で競合が少なく輸入品に頼りがちなオーストラリアでは、商品の数が少なく質も値段の割には…ということも良くあります。日本のような市場競争が少ないマーケットではそれが逆に普通なのだと思うことにしました。買えるだけ、手に入るだけありがたいんです。

対応するスタッフによってサービスがマチマチ

良くも悪くもマニュアルを重要視しないために対応するスタッフによってサービスがマチマチになる現象があちこちで起きます。なので、逆手に取って、スタッフAが「できない」と言ったらスタッフBやスタッフCに交渉してみる。そうするとスタッフAの頑なな「No」が嘘のように覆ることがあります。なので、フレキシブルと捉えておくのが良いです。

自分がサービス側になるとめちゃくちゃ楽

上に挙げたサービスの不満は、裏を返せばサービス側に自分が回る時に楽という意味でもあるので、もうちょっと不便なくらいでちょうどいいと思っています。日本ほど消費者として生活するのに恵まれた国はきっとないと思うので世界No.1と比べてストレスを貯めるより、オーストラリアはこんなもんだと思うくらいが生活しやすいと思いますが、みなさんはどう感じられましたか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひまたオーストラリアガイドを覗きにきてくださいね。Yuri

ABOUT ME
Yuri
Yuri
メルボルンガイド
在豪10年、オーストラリアの情報通。「今やりたいことをやる」をモットーにビクトリア州の山に暮らすアラフォーママ。Webマーケティングコンサル・ゲストハウス運営・情報サイト運営・不動産投資など、ライフステージに合わせた生き方を模索中。2016年からGoogle認定ローカルガイドとして活動。地元民目線のお勧め観光スポットやお店情報も発信していきます。
記事URLをコピーしました